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​会場内地図

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​椅子
​コンポスト
ポスター

作品紹介

アンカー 1

「重なり合う廃材とひと」 
-住民参加と廃材再利用を助長する設計手法の提案-

石川直樹
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望ましい地方公共建築とは。それは住民の“空間リテラシー”を育む建築であると考えた。住民と共に、身近な廃材を用いて空間を構成することで建築教育とし、それを段階的に行うことで偶発的な意図の重なりを起こすという手法の公共建築の提案である。

問題意識:衰退する地方のまちづくりにおいて短絡的なワークショップ・使いこなされないホワイトキューブ(なにもない部屋)が多くなっている。

提案:身近だが使い道を失った廃材を用いることで特有の空間を構成する。グループごとのワークショップを段階的に行うことで、本来の意図とは違う特性をもつ空間が生まれる。その後も住民が自発的に空間の構成について考えたり、実際に作り出すことを助長する。

設計手法:まちに溢れた廃材を収集し、それぞれの特性を抽出する。→目安としてのフレームと簡単なゾーニングを行う。→ワークショップの開催→住民の参考となるように、建築家がワークショップで出たアイデアに対して解釈を与える。

これを地方再生モデルとして提案した。

建築家には、まちの人々が行動するきっかけを作り出し、それを後押しするサポート的な役回りになることも必要であると考える。

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「破滅への塔」
-日常の裏側-

アンカー 2
山道 里来
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渋谷のスクランブル交差点前に、私たちの日常の裏側に隠された火力発電所・ゴミ処理場・など7つの負の施設と商業施設等が複合した塔を、ディストピア的な世界観で設計した作品です。この作品を見た人が、私たち人間の生活をどう思い、どう感じるのか、そんな思いを込めて出展しています。

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表裏一体
建築による不可視なものの可視化

アンカー 3
関戸 香莉
  • Twitter

私たちの暮らしは膨大な消費エネルギーを使用することで成り立っている。例えば私が排出したゴミは、どこか知らない遠くの海に埋め立てられる。普段の生活でその量を意識することはほぼない。認識されないこと=不可視であるということなのだ。私たちの暮らしには、見えないものが沢山潜んでいる。

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Conveni as a City Community Center コンビニ店舗を中心にした
小さな循環と社会

アンカー 4
​寺内 玲
  • Twitter

現代日本社会のインフラでもあるコンビニは毎日大量の食品廃棄をしている。実際に自らがコンビニでアルバイトをし実際の現場をみることで、その背景にある構造的な問題を読み解いていった。最終的にはアルバイトの立場から、コンポストを用いたコンビニ店舗から始まる循環型の都市計画を提案した。

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路上の建築から学ぶ

松岡 大雅
アンカー 5
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大都市東京では、たくさんの路上生活者が暮らしを営んでいる。彼ら/彼女らは、都市空間のインフラストラクチャーに依拠しながら、独自の技術を駆使して生きている。

このプロジェクトでは、路上生活者の家に注目し、そういった路上の建築の建設に用いられているノウハウを調査した。とりわけ、等々力に住んでいる加藤さんにはたくさんお世話になった。当然のことではあるが、建築学科で学ぶことのできない数多の知恵に出会うことができた。ここでのリサーチをもとに、加藤さんを模倣しながら、自らも狛江の多摩川河川敷で路上生活をしながら、家の建設を行なった。この過程で学んだことを体系化し、1冊のブックレットとしてまとめ、出版した。

本展覧会では、このブックレットを展示し、渋谷という大都市から路上の建築の可能性を提示したい。あなたが歩いてきた渋谷のあの路上も、誰かにとっての寝床であり、あなたが捨てたあの廃棄物も、誰かにとっての資源である。ここに隠されている知恵から、私たちは学ぶべきことがたくさんあるはずだ。

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Urban Sound Room

アンカー 6
​太田 遥月・細江 澄日
  • Twitter

騒音は「典型 7 公害」と言われ、「環境基本法」において公害として定義されている。 特に騒音は現在大きな社会問題とされ、「典型 7 公害」の中でも苦情件数が第一位を占める。しかし、行政指導によるトップダウンの騒音規制は、音環境を改善していく最善策といえるのか思索する。

Urban Sound Roomは、煩雑化した都市の音環境に対してより深くサウンドスケープを聴取する姿勢を促す空間「移動式都市の音室」を設計。室内に設置されているスピーカーから発せられる音は都市の音そのものを聞き、浸るための補助線となっている。

本展覧会では、渋谷のあらゆる場所に実際にインストールし、戦術的聴取した際にフィールドレコーディングした音のみならず、会場外で実際に流れる音も聴取できる。自ら耳を切り開き傾聴していく行為は個人と音環境の関係性を再認識し、私達を取り巻く環境を再考する準備運動ではないだろうか。

普段私たちはどのように聴取しているのか。何を聴取しているのか。
渋谷の音を耳にし、これまでとは違う渋谷の輪郭が浮き上がる。

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Play with Voxel
-柔らかさのある物質と街-

アンカー 7
加藤 陸・矢崎 友佳子・有田 悠作
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カタさのあるパブリックファニチャーで囲まれる都市に、柔らかさのあるモノを持ち込む試み。一括出力した3D Printing街具は、いずれも同一素材・同一スケールでありながら、3つの構造パターンを用いて「カタい」「やわらかい」「はねる」感触を作りだす。
物質の持つ柔らかさが都市に小さな豊かさをもたらすことを信じて。
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渋谷建築・都市文化アーカイブ

アンカー 8
​和賀 一弥
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近年、渋谷は大規模な再開発が行われている。私たちが普段見ている景色は、常に更新され続けている姿だ。消えていったものは今どうなっている。あるものは歴史から消失し、認識から消え、あるいは存在すら忘れられそうになっている。私達は、それらはどうするべきなのだろうか。

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借りぐらしの公共空間

アンカー 9
増田 真由
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「借りぐらしの公共空間」ー渋谷公園の均質的空間を楽しさと読み替えるための戦略ー

ベンチの幅が230mmであり、上で寝ることができない

広場に面していて広場を見守る姿勢が取れる

ベンチはフェンスを挟んで歩行者からよく見える明るいところにある

この特色は、渋谷にあるフラットベンチの特色である。

そして、驚くべきことにこの特色は渋谷全127公園にある26公園にあるこのフラットベンチすべてに共通するのだ。

渋谷公園には多くの制約によって行政に形作られた装置が数多く置かれていて「みんな」のためとされている。この「みんな」とは一体誰なのか。

公園に借りぐらしをし、100均一の道具や段ボールで居場所を形成することで、「みんな」に含まれていない誰かの為の空間を公園に再構成する。

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